豊和グループの通所リハビリテーションでは、卒業を目指した身体機能の維持向上に力を入れています。
今回卒業されたご利用者さんは理想的な身体機能の回復により卒業を迎えることが出来ました。
卒業までの流れ
病気により車いすを使わないと移動できない状態になり志摩豊和苑に入所(1ヶ月間)
本人の状態
・車椅子の操作方法が分からない。
・リハビリでは、杖を使用して歩くと、かなりふらつきがあり介助しないと歩行できない状態。
リハビリプログラム
①基礎訓練(体力・筋力)
②日常生活動作訓練(段差・歩行)
↓
本人の急成長により車いすでの移動ができ、杖での歩行も安定するようになり1ヶ月で自宅の生活に戻る
本人の状態
・車いすでの移動が可能。
・杖での歩行が安定。
↓
自宅で生活するも入浴・食事など身の回りのことを一人で出来ず、仕事をしている奥様に迷惑をかけたくないと「一人での入浴」「食事の支度」を目標に「杖を使わない自力での歩行」を目指す。通所リハビリテーションを利用(2ヶ月間)
本人の状態
・移動は車椅子。
・入浴時など少しの距離であれば見守りで歩行が可能。
・リハビリでは見守りで回廊を2周(100m)杖を使わず自力で歩くことが可能。
リハビリプログラム
①基礎の訓練
②日常生活動作訓練(入浴・段差)
③応用歩行訓練(転倒リスクを考慮し、バランスを取り入れた歩行訓練)
・家の中でお風呂に入るための足の力をつける練習
・立った状態でバランスをとる練習
・転倒予防のために物を拾って歩く練習
・応用的な歩く練習
↓
2ヶ月で目標とした「一人での入浴」「食事の支度」「杖を使わない自力での歩行」を行えるようになり、通所リハビリテーションを卒業。
食事を支度するために一人で買い物や銀行にも行くことができるようになりました。
現在は週2回デイサービスを利用しながらご自宅で生活をされています。
デイサービスは他社のサービスをご利用されていますが、当事業所で本人のためだけに作成したプログラムを継続して取り組めるように地域と連携し、他事業所にも提供させていただいております。
私たちは今回のような理想的な身体機能の維持・向上が増えるように、サービスご利用前にケアマネジャーと一緒に話を伺い、本人にとって「何がこの先大事なのか?」、家庭環境にあった動作を意識してリハビリテーションプログラムを作成しています。
これからも一人でも多くの地域の皆様が自分らしい生活をできるようにサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
志摩豊和苑 通所リハビリテーション
〒517-0506
三重県志摩市阿児町国府1061-152
TEL:0599-46-1122