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豊和病院で、医療的ケア教員講習会が行われました。

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株式会社プレゼンス ・メディカル 様から講師を迎え「医療的ケア教員講習会」が開催されました。

医療的ケアとは

医師の指導の下、ご家族や看護師が日常的に行っている経管栄養注入、たんの吸引などの医療行為のこと。

 

本来、医療的ケアを行えるのは医師、看護師、指導を受けたご家族のみでしたが、「社会福祉士及び介護福祉士法」の一部改正により、介護福祉士及び一定の研修を受けた介護職員等においては、一定の条件の下で、たんの吸引等の医療的行為を実施できることになりました。

2018年の日本人の「平均寿命」は男性81.25歳、女性87.32歳とともに過去最高を更新し、また不健康であったり生活をする上で手助けが必要な期間であるということを示す「健康寿命」は、2016年に男性72.14歳、女性74.79歳であったと公表されています(厚生労働省調べ)

 

この統計をみると、男女ともに平均約10年間は医療や介護の力が必要となり、病気や障害を抱えていても住み慣れた地域で生活できるようにするには、自宅や施設での医療の提供が必要となります。そして介護の中心を担う介護職員も医療ケアを行うことが求められるようになります。

今回の「医療的ケア教員講習会」は、介護福祉士及び一定の研修を受けた介護職員等に医療的ケアを指導する『指導看護師』を目指すための講習会で、12名の看護師が受講しました。

講習では、制度概要、感染予防・安全管理、喀痰(かくたん)吸引や経管栄養に関する基礎的知識、実施手順及び指導・評価方法を介護職員等に対して指導するポイントを学習します。

受講者は皆、普段行っている医療行為の再確認をしながら、「どのように指導していけばよいか」「わかりやすく伝えるにはどうすればよいか」など、教員として教える立場に立つのに必要な知識も学び、終始真剣に取り組んでいました。

医療的ケアを行える介護職員が増えることでより多くのご利用者に対応できるようになり、自立生活支援の目的のもと、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、豊和グループは積極的に様々なことに取り組んでいきたいと思います。

 

受講者には後日「医療的ケア教員講習会修了証」が授与され、『指導看護師』として安全で安心な医療ケアを提供できる介護職員の育成に努めます。