志摩豊和苑でおやつの時間にシフォンケーキ、いちごのブラマンジェ、生チョコレートの『手作りおやつ3種盛り』をご提供しました!
おやつの3種盛りは、栄養部による手作り。
コロナ渦で窮屈な生活が続いているなか、おやつを食べて少しでもホッとしていただきたいと栄養部によって企画、開催されました。
手作りおやつは午前中から管理栄養士さんたちによって作られました。
3種類それぞれの製造工程をご紹介していきたいと思います!
シフォンケーキ
シフォンケーキをふわふわに仕上げるポイントは『メレンゲ』
ツノが立つまで泡立てたメレンゲを生地に使います。
ここでキメの荒いメレンゲを作ってしまうと、このあと卵黄生地と混ざりにくく、膨らまないなどの失敗に繋がります。
反対に泡だてすぎるとボソボソとしたメレンゲになってしまうため、見極めが肝心です!
メレンゲが泡立ったら、メレンゲの気泡をつぶさないように切るようにさっくりと、混ぜ残しがないように3回に分けて卵黄生地と混ぜていきます。
このように別立て法で泡立てることで、気泡を多く含ませることができ、ふんわりとした軽い口当たりに仕上がります。
※別立て法:卵黄と卵白を分けて、別々で泡立てること
シフォンケーキは本来薄力粉で作るのですが、今回は薄力粉よりも粒の小さい『米粉』を使用。
米粉にすることでしっとりと仕上がり、そこにメレンゲを混ぜることでしっとりふわふわな生地になります。
170度のオーブンで、30分間焼いたら完成です!
こんがり、ふんわりときれいに膨らみました♪
焼き上がったらすぐにカットするのではなく、瓶の上に逆さまにして熱を冷まします。
シフォンケーキは水分が多くとても柔らかいため、焼き上がったままの状態で放置してしまうと重力に従ってしぼんでしまいます。
こうして逆さまにすることで、しぼんでしまうのを防げるんだそう!
いちごのブラマンジェ
ブラマンジェとはフランス生まれの白いゼリー状のお菓子で、フランス語で『blanc』は白い、『manger』は食べ物という意味です。
よく似ているパンナコッタとの違いは生クリームの入れるタイミングと量。
ブラマンジェはパンナコッタより生クリームを使う量が少なく、少し柔らかい仕上がりになります。
そしてパンナコッタは生クリームを最初から入れて煮詰めるのに対し、ブラマンジェは牛乳・ゼラチン・グラニュー糖を鍋に入れて弱火にかけ、混ぜて溶かし、
粗熱が取れてから、生クリームを入れて混ぜます。
充分に混ざったら容器に注ぎ、冷蔵庫で冷やして固めます!
午後から冷やして固めたブラマンジェに、管理栄養士によるお手製いちごソースをかけたら完成です!
生チョコレート
今回の生チョコレートは、材料にチョコレートと生クリームを使用。
まずはチョコレートを刻んでいきます!
この時、あとで溶かす時にダマにならないように、細かく刻むのがポイントです!
生クリームは沸騰間際まで温度を上げます。
この時、鍋を前後に傾けて生クリームの温度にムラが出ないようにします。
沸騰間際になったら火を止め、生クリームから湯気が出なくなったら、一気にチョコレートを入れて混ぜていきます。
ここからは時間との勝負!
ゆっくりと混ぜてしまうと生クリームとチョコレートがうまく混ざらず分離してしまうので、手早く混ぜるのがポイントです!
チョコレートが溶けて、なめらかなクリーム状になりました!
この状態で、もうすでにおいしそうですね♪
オーブンシートを敷いたバットに生クリームを混ぜたチョコレートを入れて、表面を平らにして冷やし固めます。
午後からは冷やして固まった生チョコレートを、一口サイズにカット!
仕上げにココアパウダーをまぶしたら完成です♪
〜手作りおやつの3種盛り〜
・シフォンケーキ
・いちごのブラマンジェ
・生チョコレート
とてもおいしそうです〜!!
シフォンケーキはしっとりしながらも、柔らかくふわふわで口当たりがよく、ブラマンジェは牛乳プリンのような味に、いちごの甘酸っぱいジャムがいいアクセント、生チョコレートは濃厚で絶品♪
「ケーキふわふわや」「フランスの(ブラマンジェ)もおいしい。」「生チョコおいしい〜♪」とたくさんのおいしいと言う声が聞こえてきました!
なかでも生チョコレートが大人気でとても喜ばれていました♪
ご利用者さんのうれしい表情を見ると、こちらもうれしい気持ちになりますね。
これからも志摩豊和苑では、いつまでも食べる楽しみを感じられるように『食』に関するイベントを開催していきます。
栄養部のみなさん、企画して朝からおいしいスイーツを作っていただき、ありがとうございました!