志摩豊和苑では非常食の「場所の確認」と「作り方」を知ることを目的に毎年非常食の実演を行っています。
今年もデイケア、リハビリ、看護職、介護職、各部署の代表者が集まり、実施されました。
まずは非常食の保管場所を確認。
ただ非常食を保管しているだけでなく、非常食を使った献立や、消費期限などが細かく記された紙も保管しています。
非常の際にも栄養がきちんと取れるよう、備えに抜かりはありません。
今回非常食の実演で使うのは、「アルファ米の炊き出しセット〜山菜おこわ 50食分〜」!
箱を開封し、中に入っているパックカッターで袋を開封していきます。
青いビニール手袋も、しゃもじも、全てセットの中に封入されているため、災害時に道具を用意出来ないと心配しなくても大丈夫です。
中に入っている説明書を読み、流れに沿って作業を進めていきます。
固まっている「具材」が溶けやすいように細かく砕き、
しゃもじでアルファ米と具材を均等に混ぜたら、内袋の注水線までお湯を入れていきます。
地震などでガス・電気が止まった場合は、水でも調理が可能です。
水分が均一になるようにかき混ぜていきます。
アルファ米は吸収力がすごく、あっという間に水分を吸い、かき混ぜるのもひと苦労です!
混ぜ終えたら均一に蒸らし上がるように、アルファ米を水平にします。
ご利用者さんに振る舞う際には食べたり飲み込んだりしやすくする為に、注水線より多く水分を入れるとアルファ米を柔らかく仕上げることが出来ます。
付属の針金で内袋の口を閉じ、アルミ袋、箱で蓋をし保温をしたらあとは15分待つだけ!
(水で調理をした場合は60分)
〜15分後〜
あっという間に50食分の山菜おこわが出来上がりました!
よくかき混ぜ、容器に盛り付ければ完成です!
容器にお米を詰めていく2人、輪ゴムで止めて箸を添えていく2人に分かれ、本番さながらスピーディーに作業が進められました。
容器や輪ゴム、割り箸も全てセットに封入されています。
50食分を詰め終わり、非常食の実演は終了。
参加された代表者の皆さん、お疲れさまでした!
志摩豊和苑では過去に停電で非常食を作ったこともあり、日頃から何が起きても冷静に対応が出来るように、様々な防災訓練を行っています。
これからも安心したサービスをご提供できるよう、防災に取り組んでいきます。